アレルギー性鼻炎(花粉症など)、気管支喘息、食物アレルギーなどの診察をいたします

アレルギー性鼻炎

­ スギやヒノキなどの花粉などによって引き起こされる季節性アレルギーと、ダニやハウスダストなどによって引き起こされる通年性アレルギーに分けられます。

治療として、原因となる物質を可能な限り避けることが最も重要ですが、平行して抗ヒスタミン薬の内服や点鼻薬による治療を行います。抗ヒスタミン薬は様々な種類がありますが、年齢に応じた眠気の副作用が少ない薬を選択して処方します。

また、当院では舌下免疫療法というアレルギー性鼻炎を根本的に治すことが期待できる治療も行います。現在スギとダニの2種類に対して治療を行うことが可能です。治療のご希望がある方はお気軽にお問い合わせください。

※2023年7月現在スギのアレルギーに対する舌下免疫療法は薬剤の供給が滞っているため、新規で開始することが出来ない状況です。ダニアレルギーの舌下免疫療法は開始できます。

・舌下免疫療法について詳しく知りたい方はこちら

舌下免疫療法

舌下免疫療法は、根本的に体質を改善させ、スギやダニのアレルゲンに対してアレルギー症状を起こさなくなることが期待できる唯一の治療法です。治療は数年間の長期に渡りますが、効果が高い治療法です。治療をご希望の方はご相談ください。

気管支喘息

アレルギーなどの原因により空気の通り道である細い気道(気管支)に慢性的に炎症が起こり、気道が狭くなる病気です。通常普段は無症状なのですが、かぜなどをきっかけに気道がさらに狭くなりぜいぜい、ひゅーひゅーという喘鳴(ぜんめい)が聞こえる喘息発作を起こす病気です。喘息発作時に症状を抑える治療はもちろんですが、重症度により発作が起きないように普段から行う治療も並行して行います。

食物アレルギー

特定の食品によって引き起こされるアレルギー反応を食物アレルギーといいます。乳児期は卵、牛乳、小麦に対してアレルギー反応を起こすことが多いですが、成長とともに自然軽快することもあります。以前は食物アレルギーが疑われる食品は除去を行い自然軽快を待つことが多かったのですが、最近では食品によっては少量ずつ積極的に摂取した方が最終的に軽快する可能性が高いと考えられており、医師の指導のもとで摂取を行うことも増えています。食物アレルギーがご心配な方は一度ご相談ください。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下している状態で、外部からの刺激が皮膚を通して体内に侵入して炎症が起こり、かゆみを伴う湿疹が起こる病気です。アトピー性皮膚炎のはっきりとした原因は実は分かっていないのですが、遺伝やアレルギーなどが関係していると考えられています。

治療としては保湿剤などでしっかりとしたスキンケアを行って皮膚のバリア機能を改善させ、炎症が起こっている部分にステロイド薬や免疫抑制薬の塗り薬を使用することが中心となります。

・保湿剤について詳しく知りたい方はこちら