◎どのような行動か

・異常行動としてよく見られるのは「何かにおびえる」「興奮状態になる」「意味不明な言動」「無意味な動作を繰り返す」「徘徊する」「突然走り出す」などです。

・危険性のある異常行動としては、「突然走り出した結果、屋外に飛び出す」「窓などから飛び降りる」などが挙げられます。

・けいれんは異常行動に含まれません。けいれんが起こった場合には救急車を呼ぶなど、病院受診が望ましいことが多いです。

 

◎原因について

・インフルエンザに対する免疫反応の結果、脳が一時的に不安定になると考えらえていますが、はっきりしたことは分かっていません。

 

◎よくみられる年齢について

・4歳~18歳頃にみられることが多いです。10歳前後で一番頻度が高くなります。男児の方が女児よりも起こりやすいです。

 

◎タミフル®との関連について

・大規模な調査が行われた結果、タミフル®を含め抗インフルエンザ薬や解熱薬の投与と異常行動の関連性はないと考えられています。

・無投薬でも異常行動が起こる可能性はあります。

 

◎起こりやすい時期について

・最も多いのは発熱2日目で、全体の半分程度を占めます。発熱から48時間以内に9割以上が起こると考えられています。

 

◎障害が残るかについて

・異常行動のみでは脳に障害が残ることはありませんが、異常行動の結果大けがをしてしまうこともあるため、注意が必要です。

・まれにですがインフルエンザ脳症の初期症状として異常行動がみられることがあります。脳症の場合は異常行動後の意識障害が続くという特徴があるので、短時間でおさまる場合は脳に問題がある可能性は基本的にありません。

 

◎対応法について

・基本的には何もしなくて大丈夫なのですが、子どもから目を離さないようにしてください。

・強く呼びかけたり、体をゆすったりするのは逆に混乱を悪化させる可能性があるため避けましょう。

・呼びかけは優しく、共感的に行うとよいでしょう。

・短時間でおさまり、意識状態が普段と同じようになれば急いで病院受診する必要はありません。

・1時間以上連続的もしくは断続的に異常行動が続く場合や、異常行動後に意識状態の悪化を認めた場合は脳症や脳炎の可能性もあるため、救急車を呼ぶなど、速やかに医療機関を受診しましょう。

 

◎予防法はあるのか

・残念ながら異常行動を予防する方法はありません。

・異常行動が起こった結果けがをしないように、特に発熱から48時間以内は戸締りをしっかり確認し、出来るだけ目を離さないようにしましょう。

 

※上記はあくまで一般的な対応です。ご不明点等あればお気軽にスタッフにお尋ね下さい。